サッカーと書評生活

サッカーが好き、本が大好きです

ウィークエンド・フットボール・レビュー 2017-06-14

クラブレベルのヨーロッパのサッカーシーンが終了し、代表レベルのサッカーの時期となりました。いまは全世界でW杯予選並びに代表親善試合が行われています。一方、極東の島国では世界のサッカーカレンダーを無視するかのように、ひとり(ではないが)リーグ戦が行われています。

さて世界のW杯予選ですがそのトピックをあげてみますと、先日取り上げた欧州予選でのアンドラがハンガリーを破ったことがひときわ目につきます。ほか、アジア予選A組で韓国がカタールに敗れていました。

私が、ここ数日のテレビでみた試合は

①欧州予選I組、アイスランド対クロアチア
レイキャビクで行われた。アイスランドホームの試合ですが、アイスランドが終了間際の得点で1-0で、モドリッチ、マンジュキッチら欧州ビッグクラブでスタメンを張る選手たちを擁する強敵クロアチアを破りました。アイスランド代表は昨年のユーロでイングランドを倒し8強に進んで世界を驚かせましたが、いまやその実力は本物でしょう。欧州予選I組で首位と同勝ち点の2位につけています。

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決勝ヘディングゴールのアイスランドDF H.マグヌソン

②アジア予選B組、イラク対日本

昨日のイラク・ホームの中立地イラン・テヘランでの試合です。
この日大変眠くて眼をこすりながら、やっと見ていました。居眠り中に日本が先制点。このままいけると思ったら、後半守備の連係ミスで失点。勝てる試合だったのに勝ち点2をみすみす逃してしまいました。
代表戦ではあのような場合セーフティーで蹴り出すのが鉄則でしょう。日本の守備陣の連係ミスで痛い失点。
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日本の失点シーン

その他では、実は日本は早々に負けてしまい忘れられた感のU-20ワールド・カップが実はつい先日まで行われていて、6月11日の大邱での決勝ではイングランドがベネズエラを下して優勝を飾っていました。

イングランド
、意外なようですが今回が初優勝。2位がベネズエラというのも意外というか注目です。ベネズエラ、代表レベルでは南米最弱で野球国(そう、ベイスターズ監督のラミちゃんの母国です)のイメージですが、これから間違いなく強くなるでしょう。要注目の国です。

ところで、欧州ではシーズンが終わり、代表の選手たちは代表戦に専念できるわけですが(その他の選手はバカンス突入)、我が日本の選手の多くはリーグ戦との掛け持ち。代表チームのパフォーマンスとしてはどちらが良いのでしょうか?

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アンドラが世紀のアプセットを演じる。

私はアンドラの地図を持っています。公式図ではありませんが、民間発行のハイキング用のものですが、4万分の1で全土を網羅しています。但し、アンドラの公用語がカタルーニャ語であり発行元がスペインのバルセロナなので凡例や付属の解説書はカタルーニャ語のみなのでさっぱりわかりません。15年位前に、東京出張のおりに、三省堂内のマップハウスで買いました。

日本との関係でいえば、数年前の織田裕二主演の映画「アンダルシア・・・・・・」の舞台となりました(スキーのシーンは日本で撮ったのが明白でしたが・・・・)。つまりピレネー山中のスキー・リゾートかつTax Heavenであることがこの映画のキーポイントでした。

                      地図題名・凡例とアンドラ北東端



首都アンドラ・ラ・ベーイリャ付近

カタルーニャ語での解説書

アンドラ全土の地勢図(webより)

ところで、なぜアンドラなのか?といいますと、6月10日にアンドラの首都アンドラ・ラ・ベーイリャ行われた2018年W杯ロシア大会の予選が行われたグループBで、アンドラが1-0でハンガリーを下すという世紀の番狂わせが起きたのです。


ハンガリーに勝利して歓喜のアンドラの選手たち(2016-06-10,  Andorra La Vella)

アンドラは欧州の小国の中でもFIFAやUEFA に加盟したのが1996年からと歴史が 浅く、公式戦で勝ったのはやはりホームでの対マケドニア1-0で勝っただけの。今回が2勝目なのだそうです。親善試合も含めればベラルーシ、アルバニアにも勝っていますが、W杯・ユーロ予選では全敗で終了することも珍しくない調弱小国でした。


相手のハンガリーは、オリンピック優勝歴もあり1950年代はブラックマジャールと恐れられたサッカーの伝統国で人口は1000万人。一方アンドラの人口は7万人(国籍保有者はそのうちの36パーセント)ですから、そのアプセットの凄さがわかると思います。(さきのユーロでアイスランドがイングランドと倒した時とほぼ同じ人口比、ただし国籍所有者の割合からするとその倍のインパクト)


という訳で今回珍しいアンドラの地図を紹介させていただきました。


痛恨のミス、チャンピオンズ・リーグ決勝を見落とす。

朝目を覚ましたらすでに5時50分、今朝はUEFAチャンピオンズ・リーグの決勝があるはず。慌ててテレビをつけたらすでに試合は終わったところ。4-1でR.マドリードがユヴェントゥスを下したようでした。

表彰式は見たけれど、試合の方を見たかった。年を取ったせいか早起きには自信があって、毎年決勝の日は早く起きられるのに、やはり目覚ましを設定しなかったのが敗因です。

C.ロナウドの2ゴール見たかったなあ・・・・・。

地元ウェールズ・カーディフ出身のG.ベイルも、途中交代で勝利の瞬間ピッチにいた様だったし、本当に残念。再放送はあるのだろうか?これで、欧州サッカーの関心ごとは各国1・2部入れ替え戦になりますね。それとW予選ですか。

CL Final Cardif
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週末フットボールレヴュー(2017-06-02)

イタリア、Lega Serie Aの最終節も終わり、またスペインCopa del Reyも終わって欧州4大リーグ所属クラブの来季のUEFA主催コンペティションの出場クラブが決まりました。
 
1.England
Premier League優勝:チェルシーFC
FAカップ優勝:アーセナル
リーグカップ優勝:マンチェスター・ユナイテッド(以下マンU)
よって、
UEFAチャンピオンズ・リーグ(以下CL)出場
チェルシートッテナムリヴァプールマンチェスター・シティマンチェスターU(ヨーロッパリーグ優勝枠)
UEFAヨーロッパリーグ出場(以下EL)出場
アーセナルエヴァートン(FAカップ枠アーセナル代替)、サウサンプトン(リーグカップ枠マンU代替)


2.España
La Liga Primera優勝:レアル・マドリード(以下Rマドリー)
コパ・デル・レイ優勝:FCバルセロナ
よって
CL出場:Rマドリーバルセロナアトレティコ・マドリードセヴィージャFC
EL出場:ヴィジャ・レアルレアル・ソシエダアスレティック・ビルバオ(コパ・デル・レイ枠バルセロナ代替)



3.Bundesrepublik Deutschland
Bundes Liga1部優勝:FCバイヤン・ミュンヘン
DFBボカール優勝:ボルシア・ドルトムント(以下ドルトムント)
よって
CL出場:FCバイヤンRBライプツィヒドルトムントホッフェンハイム
EL出場:1FCケルンヘルタ・ベルリンフライブルク(DFBボカール枠ドルトムント代替)


4.Repubbulica Italiana
Serie A優勝:ユヴェントゥス
コッパ・イタリア優勝:ユヴェントゥス
よって
CL出場:ユヴェントゥスASローマナポリ
EL出場:アタランタラツィオACミラン(コッパ・イタリア枠ユヴェントゥス代替)

以上であります.

特記すべきは、ドイツで新興クラブのRBライプツィヒホッフェンハイムがCLに進んだこと。レアル・ソシエダ1FCケルンアタランタが久々に欧州の舞台に登場することでしょうか?イタリアのアタランタ、リーグ戦4位は立派ですが、地方・プロヴィンチア(ロンバルディア州ベルガモ市)の小規模なクラブ故欧州参戦が負担となって国内リーグでは降格争いに巻き込まれることが懸念されます。
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Fußball club RB Leipzig
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Atalanta Bergamasca Calcio

林 望「役に立たない読書」(2)

林 望「役に立たない読書」についての続きです。
役に立たない読書 
朗読(音読)について、リンボウ先生は「漱石の文章は私にとっては、同じ東京の山の手言葉のため読みやすく、東北出身の宮沢賢治は読みにくい」と述べていました。また「関西の人なら関西出身の作家の文章が、東北の人なら太宰や賢治など東北出身の文がよみやすいのではないだろうか」とも。

 

そのことで思い出したのが、ユーミンこと荒井由実と中島みゆきです。


私が大学生だった1970年代のお話です。ほぼ同時期に同年代(私とも)のふたりはデビューしたのですが、ユーミンはすぐに受け入れられたものの、中島みゆきは良さはわかるのですがどうしてもなにかひっかるものがありました。


一般的にユーミンが都会的でカラッとしていて中島みゆきは何となく暗いイメージですが、そういう問題でもない、その理由がよくわからないまま今に至っていました。

 

リンボウ先生の前述のところを読んで私はハッと思いました。まさにこれですね、八王子出身のユーミンは私と同じ西関東方言の母語話者であり、一方で北海道生まれの中島みゆきは北海道方言の母語話者です。その違いは 歌詞の中の単語やアクセントに現れています。

 

ユーミンの「ルージュの伝言」の中での”うちには帰らない”のフレーズ、関東以外では”イエに帰る”という場合が多いと思いますが、私は”ウチに帰る”でないと居心地がよくない。もう一つは「天気雨」での”誰のせい”というところを「誰のセエー」と伸ばして発音するところ。九州人ならはっきり二重母音の発音となると思います。


一方で中島みゆきの場合は、ところどころに北海道アクセントが入ります。例えば「アザミ嬢のララバイ」では”そうして私はいつも夜咲くアザミ”の前半にアクセントが来る「そうして」の部分。それと研ナオコに提供した「あばよ」の”嫌われたならしょうがない。笑ってあばよと・・・・・・”の「しょうがない」のアクセントなどに北海道弁の特徴が出ています。

 

つまり、それはユーミンと中島みゆきの作風の違いではなく、(いまは北海道に住んでいるが)西関東方言話者の私には、ユーミンの歌詞は自分の言語感覚に合っていて心地よいのだが、北海道方言の中島みゆきの歌詞は何となく心地よくない(北海道方言ではこれを「あずましくない」と言います。)ということだと思います。


ちょっと聴き比べてみますか


荒井由実「ルージュの伝言」https://www.youtube.com/watch?v=9xYsJrbc1oQ

 

中島みゆき「時代」https://www.youtube.com/watch?v=Ry_bpaKDcAo